【この記事でわかること】
●「なるほど」がビジネスシーンでNGとなる理由
●「なるほど」に代わる便利な”ある言葉”とその言葉を使った上手な相槌の打ち方
どうも、PJが燃えすぎて月のタクシー代が6万だったK(@consult_career1)です。
日常会話だけでなく、ビジネスシーンでもよく使われる「なるほど」「なるほどね」という相槌。
ついつい上司の人にも使ってしまってはいませんか?
実は上司の人に対して「なるほど」という相槌を打つのはビジネスシーンではNGです。
本記事では前半部分で「なるほど」がビジネスシーンでNGとなる理由を、後半部分で「なるほど」に代わる便利な”ある言葉”とその言葉を使った相槌の打ち方を紹介します。
部下が上司に対して「なるほど」と相槌を打つのは失礼にあたる
「なるほど」という相槌は相手の話に対して同調や共感を示す時に使いますよね。
しかし、ビジネスシーンにおいて「なるほど」とは立場が目上の人が目下の人を評価する際に使われる言葉にあたります。
目下の人から目上の人に「なるほど」と相槌を打ってしまうのは、傲慢・生意気と思われてしまう可能性が高いので基本的に使うべきではありません。(中にはフランクな話し方を嫌わない人もいるかもしれませんが、使わない方が賢明です。)
そして、丁寧語を語尾につけた「なるほどですね」も同様にNGです。
私自身、入社後すぐに直属の上司からこれを注意されました。
正直、学生時代はサークルの先輩やバイトの先輩に対しても、当たり前のようにこの相槌を使っていたので最初はかなり戸惑いました。(相当な上下関係がない限り、学生時代に「なるほど」で注意を受けることは無いと思います)
もはや相槌=「なるほど」というのが自分の中で浸透しきってしまっていたのでその当時は困りました。
「これからどうやって相槌打っていけばいいんだよ…」と。
上司に対してどのように相槌を打てばいいのか?
答えは「ほんとですか」を連呼しましょう。
この言葉は最強です。
上司に対する相槌で困ったときは常に「ほんとですか」で乗り切れます。
具体的には相手の喜怒哀楽にあわせて4つの「ほんとですか」を使い分けることをおすすめします。
例を挙げると以下のような形で使います。
✔ver喜
上司「ここを〇〇するともっと効率的にできるよ」
部下「あっほんとですか!
教えていただきありがとうございます。」
✔ver怒
上司「課長の言ってることコロコロ変わるしほんとストレス溜まるわ」
部下「ほんとですか?…
それはたしかに困りますよね。」
✔ver哀
上司「昨日息子の風邪の看病でヘトヘトだよ…」
部下「ほんとですか……
それは大変でしたね……」
✔ver楽
上司「あの真面目な部長も飲みに行くと豹変するらしいよ」
部下「えっほんとですか?!
それは是非お酒の場にご一緒してみたいですね。」
このように同じ「ほんとですか」でも感情の起伏に合わせて使い分けることがポイントです。同じ単語でも表情や声のトーンでも印象が大きく変わります。さらには相槌の言葉を自分の中で一定に定めておくことでだんだん使い慣れてくるので、使えば使うほど自信を持って相槌を打つことができるようになります。
そして、この方法は芸人のサバンナ高橋さんが実際に使っていると公言している技です。(高橋さんは関西弁なので「ほんまですか」となりますが。)
サバンナ高橋さんは先輩から好かれている芸人No.1と言われるほど、目上の人との付き合い方が上手な芸人さんです。芸人さんのコミニケーションの取り方は本当に参考になりますね。
終わりに
学生時代では当たり前だった話し方や行動がビジネスシーンにおいては実は失礼にあたるということは多々あります。今回の例であげた相槌もその人の印象を左右する大きな要素の1つです。
相槌に限らずコミニケーション能力を向上させるには、人の真似をして実践を重ねることが一番です。周囲に目上の人とのコミニケーションがうまい人がいればどんどん真似をしていきましょう。
まずは真似をしてみることで自分なりのコミニケーションスタイルが定まってくるはずです。
また、上司とのコミニケーションを本で学ぶなら「あなたが上司から求められているシンプルな50のこと」がお勧めです。
この本については以前この記事でも紹介しているので気になる方は読んでみて下さい。
>>【書評_上司との関係】「あなたが上司から求められているシンプルな50のこと」 - 外資系コンサルタントの社畜記