どうも、外資系のIT企業に勤めるK(@consult_career1)です。
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ITコンサルって転職が多いイメージだけど、やっぱり辞めていく人多い?どんな理由で辞めていくの?」
「退職した人のセカンドキャリアってどうなってるんだろう。」
今回は、現在ITコンサルタントとして働く僕がこんな疑問や悩みに答えていきます。
<この記事でわかること>
・ITコンサルタントが退職を決断する理由
・ITコンサルタントが選択する転職先・キャリアパス
ITコンサルタントが退職を決断する理由
実際、コンサル業界では人材の流動性が非常に高いです。
コンサル業界とは終身雇用とは無縁の世界です。10年勤続するだけでももはや長老です。
事実、僕のメールフォルダには毎月のように最後のご挨拶メールが来ます・・・
毎月のように転職者が続出するコンサル業界ですが、これにはポジティブな意味合いを持った退職理由とネガティブな意味合いを持った退職理由があります。
具体的には以下のような理由があります。
ポジティブな退職理由①事業がやりたい
ポジティブな退職理由②ヘッドハンティング
ポジティブな退職理由③独立
ネガティブな転職理由①昇進できなかった
ネガティブな転職理由②過労や精神的な疲労
それぞれ紹介していきます。
ポジティブな退職理由①事業がやりたい
コンサルタントはあくまで外部からの意見者にすぎないので、最終的な意思決定は事業会社が行います。
それゆえ、外部から口だけをはさむだけでなく、自身に責任を負って事業をドライブしていきたいと考えるようになるコンサルタントは非常に多いです。
コンサルから事業会社へ転職する方はこのケースが大半です。
ただし、コンサル業界の年収は他業界と比べてかなり高額のため、転職したにも関わらず年収が下がってしまうなんていうことになりがちです。
ポジティブな退職理由②ヘッドハンティング
コンサルタントは基本的にクライアント先に常駐することとなります。
常駐先は事業会社のシステム部門であることが大抵なので、担当者に高く評価されると声がかかります。
例えば、金融業界の場合、新卒でIT人材は基本的に採用されないので、システム部門に在籍している方は転職・引き抜きが非常に多いです。
また、転職サイト経由でヘッドハンティングを好待遇のオファーを受け、転職するケースもあります。(僕自身登録していますが、毎週のようにメールが届きます。)
転職事情ではやはりコンサルブランドがいきますね。
ポジティブな退職理由③独立
割合としては多くはありませんが、独立していく方もいます。
新卒で入社している社員いたっては、入社時からその会社で40年間働き続けようと考えている人はまずいません。
中には、面接で将来的に独立するということを明言して入社している方も一定数います。
独立の理由は、やりたいビジネスがある、両親の家業を継ぎたいなど様々な理由があります。
いずれにせよ、独立を理由に会社を退社していく方はは社内でもかなりの優秀層です。
ネガティブな転職理由①昇進できなかった
これが最も多い転職理由です。コンサル業界の評価制度はシビアです。
年次や過去の経歴は一切関係ありません。優秀な人であれば20代で管理職1500万なんていう数字が目指せる世界です。
毎年次のクラスの昇進人数は決まってるので、限られた枠の争いとなります。
ただ、よくコンサル業界(特に外資系)はバリューが出せない人間はクビになると言われていますが、実際クビはほぼありえません。
厳密にいうと会社から追放されることはありませんが、社内クビ状態にはなります。
社内のどのプロジェクトからも必要とされなくなるとアベイラブルといって空白の期間ができてしまいます。
そうなると人事評価も当然下がり、必然的に転職せざる状況に追い込まれるという形にもなってしまします。
ネガティブな転職理由②長時間労働による過労や精神的な疲労
これもコンサル業界あるあると言えるでしょう。
単価が高額であるコンサルタントは、その分クライアントから求められるレベルも非常に高くプレッシャーは相当なものです。
コンサルタントとして活躍しつづけるためには、論理的にも物事を捉える頭脳やクライアントのコミニケーションはもちろん、体力や精神的な強さも必要となります。
しかし、近年は働き方改革もあって以前よりかなり是正されてきています。
「昔と比べるとめちゃくちゃ労働環境よくなったよ」これは10年以上在籍する上司が皆口にする言葉です。
事実、僕も現在在籍しているプロジェクトは一日の平均残業時間は1時間ほどに収まっています。
ただ、月100時間を超える月も経験しているので、やはりプロジェクトの状況には依存します。
※月残業100時間の経験談はこちらの記事で紹介しています。
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【新卒一年目で月残業100時間】激務を経験して得られるもの失うもの
どうも、外資系社畜サラリーマンのK(@consult_career1)です。 今回は新卒一年目で月残業100時間超を経験した私が”得たもの”と”失ったもの”を振り返ります。
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ITコンサルタントが選択する転職先・セカンドキャリア
ITコンサルタントの転職先・セカンドキャリアは主に次の4パターンです。上から順に多いですね。
①担当領域の事業会社
②同業他社(コンサル)
③スタートアップ
④起業
それぞれ説明していきます。
①同業他社(コンサル)
このパターンが一番多いです。
特にコンサルティング業界の中でも総合コンサルやITコンサルと呼ばれるファーム間での行き来が非常に多いです。
BIG4(デロイト、PwC、EY、KPMG)、アクセンチュア、アビーム、NRI(野村総研)、IBM
このあたりはファームとしてのレベル感が似ているので頻繁に人材の移動が発生します。
コンサル内でわざわざ転職する理由はシンプルで「給与が上がる」からです。
どこのファームでも優秀な人材の取り合いなので、同じクラスであっても年収がUPします。
特に近年は各ファーム人員の急拡大を図っているので、さらにチャンスですね。
②担当している業界の事業会社
コンサルタントといえば業界横断で様々な業界に携われるというイメージを持っている方が多いですが、これはありがちな誤解です。
ITコンサルタントはITの知見に加え、クライアントの業務的な知見も深く要求されます。そのため、ある業界の専任となることが大半であり、担当業界の業務的な知見を持つこととなります。
僕の場合だと金融業界が担当領域なので、証券、銀行、保険等が主なクライアントになります。
よって、自分が担当していた業界に転職していくケースも非常に多いです。
また、担当のクライアントのシステム部門からヘッドハンティングされて引き抜かれるなんてケースもよくある話ですね。
③ベンチャー・スタートアップ
若手社員に多いパターンです。
ITコンサルはその単価の高さゆえ、どうしてもクライアントが大企業となることが多く、プロジェクトの規模感も大きくなりがちです。
典型的な日系大企業と比べると、裁量権の高さや意思決定スピードは早いですが、やはりベンチャーやスタートアップの企業に劣ります。
それゆえ、少人数でより強い裁量権やスピード感を求めてベンチャーやスタートアップの企業に転職する若手社員は多いです。
④起業
これはありそうで意外と見られないケースです。
一般企業と比べるとやはり多いとは思われますが、起業家精神旺盛のリクルートやメガベンチャーの方がそういった志向の方は多いはずです。
特に近年は採用数が急増中のため、昔と比べてエッジの効いた人材が少なく独立志向の高い人が減ったというのも原因としては考えられますね。
まとめ:ITコンサルタントのセカンドキャリアは多岐に渡る
ITコンサルタントのセカンドキャリアは多岐に渡ります。
顧客との調整能力・資料作成・論理的思考など汎用的なビジネススキルが身につくため、転職市場での評価も非常に高いです。
そもそも終身雇用的な文化の業界ではないため、一つのキャリアステップとしてITコンサルタントを経験してみてはいかがでしょうか。
ITコンサルへの転職に向けて、登録をおすすめしたい転職サイトは次の3つです。
コンサル転職におすすめの転職サイト3選
①とりあえず転職サイトに登録してみる
⇒転職者の約8割が利用
:リクナビNEXT(公式HP)
②コンサル未経験者におすすめ
⇒転職支援実績NO.1(コンサル専門部署あり)
:リクルートエージェント(公式HP)
③現職がSE・プログラマの人におすすめ
⇒SE・プログラマーの転職に特化
:マイナビエージェント×IT(公式HP)
ITコンサルはIT×コンサル×外資という3つの特徴を持っています。
これらの領域に特化した転職エージェントに相談するようにしておきましょう。