どうも、外資系のIT企業に勤めるK(@consult_career1)です。
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「志望企業に内定はもらえたものの、入社後ついていけるか不安・・・」
「せっかく勉強するなら資格もとっておきたい。実務にもちゃんと役立つ資格ってなんだろう?」
今回はこんな悩みや疑問に答えていきたいと思います。
この記事では、僕が大学4年生時に実際に学習し、今まさに業務に役立っている資格だけを紹介していきます。
SE(システムエンジニア)やITコンサルタントとしてIT企業に入社予定の方はぜひ参考にしてください。
① MOS(マイクロソフト オフィス スぺシャリスト)資格
MOSとはマイクロソフト社が唯一公式で認めている、Microsoft Office製品の操作スキルに関する資格です。
MOSにはWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5科目が存在します。
このうち特に勉強をオススメしたいのが、Excelです。
なぜならIT企業に入社した後、100%の確率で必要とされるスキルがExcelだからです。仮にExcelの使い方がまったくわからないとなれば、それは「メールは送受信の仕方がわかりません」と同等レベルの問題です。
「IT企業といえばプログラミング!」というイメージが強いかもしれませんが、実際IT企業で働くにおいて絶対に必要なスキルはプログラミングではありません。
ITコンサルと言われる上流工程がメインになるようなロールの場合、「プログラミングなんてしたことないよ」っていう人がザラにいます。(こういう人はITリテラシーが低い分、クライアント業務に対するナレッジ・資料作成スキル・クライアントとのコミニケーションスキル等に強みがあります。)
エンジニアであれば、もちろんプログラミングが必須となりますがそれでもエクセルを使用しないことは絶対にあり得ません。
設計書作成・テストのエビデンス・進捗管理等、エクセルを使用する場面は多岐に渡ります。
入社前に勉強しておけば必ず役立つスキルとなりますので、是非資格取得を目指してみて下さい。
※対策はこの一冊をマスターできればOKです。
②ITパスポート
私が ITパスポートの取得をおすすめする理由
ITパスポートとは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。よく基本情報技術者試験と比較されますね。
IT企業に就職予定の方であれば耳にしたこともあるのではないでしょうか。
このITパスポートですが、ぶっちゃけ資格の取得には価値はほとんどないです。
転職に有利になるわけでも、社内での昇進に有利になることもないでしょう。。。
それでも私が ITパスポートの取得をお勧めする理由は、 ITパスポートの学習は「必要最低限の ITリテラシーを身につけるのに最適」だと言えるからです。
ITパスポートは教材がとにかく優秀です。内容が専門的過ぎず、広く浅くITリテラシーを見つけることができます。私自身、ITパスポートの教材を隅から隅まで暗記する気で学習しましたが、入社後の業務に直接的に活きました。
つまり、資格取得の小手先のテクニックを身に着けて合格するのではまったく意味がありません。教材を暗記丸暗記するくらいの勢いで学習すれば必ず効果が出ます。
*ITパスポートの教材はこちらです。資格試験は受けずに教材の学習だけでもよいと思います。
私が基本情報技術者試験をおすすめしない理由
ちなみに、基本情報技術者試験をおすすめしない理由は、基本情報技術者試験は内容が専門的であり、初学者には難易度が高すぎるからです。
ただ、基本情報技術者試験がITパスポートより難易度が高いのは事実ですが、資格試験としては特別高難度というわけではありません。
高校・大学受験を乗り越えてきた皆さんなら資格取得は勉強すれば可能でしょう。
私がここで言いたいのは「入社前のタイミングで取得を目指すのはコスパが悪すぎる」ということです。
基本情報技術者試験は各分野の試験内容が専門的であるため、分野によってはその領域の実務経験がないとイメージがしづらいです。
例えばデータベース分野でいうと、SQLというデータベース言語を身に着ける必要があります。このSQLですが、初見で教材で読むと「?」となりがちですが、実際に手を動かして言語にふれてしまえば容易に理解できます。
つまり、実務である程度経験を積んだうえで、資格の勉強をし始めた方がよほど効率がいいということです。よって、実務で学びつつ、資格試験対策として教材で学ぶという並行学習をおすすめします。
就職前にこの資格に無駄(非効率的)に時間を費やすぐらいならプログラミング学習に取り組むんでおくべきです。
※個人的にはプログラミング学習であればTechAcademy(オンラインスクール)がおすすめです。(私も入社前、2講座受講していました。初学者でも大丈夫です。)
無料でオンライン講義を受けてみることもできるので、興味がある人は一度申し込んでみてください。人によって合う合わないもありますからね。
また、無料で現役エンジニアからのキャリアカウンセリングも受けることできるので、今後のキャリアに悩みを抱えている人はまず相談してみてください。
>>無料のオンライン講義を受講してみる
>>無料のキャリアカウンセリング受けてみる
プログラミングスクールの選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、興味がある人は参考にしてください。
③TOEIC
英語の定番資格TOEICです。点数としては730点程度を目標とすることをおすすめします。(730点を目指すことをおすすめしている理由はこちらの記事で解説しています。)
「IT企業なのに英語なの?」と思われた方もいるかも知れません。私が入社前に英語を勉強しておくことをお勧めする理由は大きく2つです。
①最新の技術情報は英語
これはエンジニアの界隈の中ではもはや常識ともいえるのではないでしょうか。
エンジニアにとって日々アップデートされる最新の技術情報のキャッチアップしていくことはもはや必須と言えます。しかし、インターネットで発信されている最新の技術教本やドキュメントの多くは言語が英語です。(試しに、興味のあるテクノロジーの関連ワードで検索をかけてみてください。英語サイトが数多くヒットするはずです。)
これは、その情報自体がIT業界の最先端であるアメリカから発信されていることが理由です。
GAFA (Google・Amazon・Facebook・Apple)を筆頭にアメリカは常にテクノロジーの最先端を走り続けています。(今後もこの流れは大きく変わらないでしょう。)
そして、このアメリカで発信された最新のテクノロジーや製品が日本へ広まるというケースは非常に多く見られるのです。
実際、私が在籍しているプロジェクト内でも英語のドキュメントを参照しているメンバをよく見かけます。私自身もSQLを習得する際、Youtubeを活用して学習していたのですが、検索結果の7~8割は英語でした。
このように英語のwebサイトからも情報を得ることができるということはエンジニアとして大きな武器となります。
②キャリアの選択肢が広がる
IT企業にエンジニアやコンサルタントとして入社を希望されている方は、一つの会社に定年まで残り続けると考えている方は少ないのではないでしょうか?
セカンドキャリアも見据えた上で、自分自身にスキルをつけて活躍していきたいとお考えの方が多いはずです。
IT業界において、TOEICは転職の際の大きな武器となります。
なぜなら、IT業界自体がコンピューターやインターネットといった情報技術を扱う業態であるがゆえに、ビジネスがグローバルに展開されていることが多いからです。
大手IT企業は必ずといっていいほど、海外に進出しています。(外資系企業の場合はその逆ですね。)
事実、現在私は外資系のIT企業に勤めていますが、英語を必要とされる場面は多くあります。オフショア開発を行う場合は、現地の開発者に英語で指示出しを行うこともありますし、昇進の要件にもTOEICの点数が設けられています。
このようにTOEICという“英語ができる”というわかりやすい指標を入社前に手に入れておくことは、後のキャリアに大きな好影響を及ぼします。入社後、新たなキャリアを踏み出そうとしたときに、大きな武器となりえます。
※TOEIC学習ならリクルートのスタディサプリ ENGLISHがオススメです。
スマホで月980円という超低価格から受講が可能です。私はこのTOEICコースに加入し5か月で325点(445→770)点上昇しました。スマホ一台で扱えるのがよかったですね。
一週間無料体験も開催中らしいので興味ある方は是非。
終わりに:社会人生活のスタートダッシュを決めよう
学生生活もあと少ししかないと思いますが、残された時間を有意義に使えるよう、参考にしていただけると幸いです。
今回紹介したMOS(エクセル)、ITパスポート、TOEICはどれもIT企業の実務に即役立つ資格となっています。(もちろん資格とは別でプログラミング学習も効果的ですよ)
周囲よりも一歩早くスタートを切ることで、社会人生活のスタートダッシュを決めましょう。
【最後に本記事で紹介した学習教材を以下に一覧にしておきます。】
★MOS(エクセル)★
★ITパスポート★
★TOEIC★
★プログラミング★